こんにちは。
浜松の株式会社週休3日でSNSマーケターをしている週休3日正社員の浅見(21歳)です。
私は現在21歳ということで、就活真っ只中の大学4年生と同世代です。
私の親友も、企業説明会や面接で忙しくしており、就活に関する相談を時々受けたりしています。

就活生から企業リサーチや面接、エントリーシートの記入についてなど、リアルな就活の話を聞くうちに、今の就活生は『生成AIと二人三脚で就活に臨んでいる』という気付きを得ました。

今回の記事では、私が実際に就活生に聞いた話をもとに、現在の就活と生成AIの関係性について解説していきます。

学生はnotebookLMとGeminiを就活で利用している

就活生である友人は、企業リサーチやエントリーシートの記入、自己分析に『Gemini』と『notebookLM』というGoogleが提供している生成AIを利用しています。
notebookLMは、WEB上のリンクや動画のリンク、テキスト情報、画像情報などをインポートすると、その情報をベースとした回答を出してくれる生成AIです。さらに、最近はnotebookLMと、同じGoogleが展開している生成AIであるGeminiの連携が可能であり、notebookLMの情報をGeminiで指定し、Geminiの幅広い生成ツールや思考機能をもとに精度の高い回答を得られるようになりました。
このような2つの生成AIツールを、今の学生は就活の際に有効活用しているそうです。

就活における生成AI利用は大学が推奨している

就活生の友人が、企業リサーチやエントリーシートの記入、自己分析に生成AIを使い始めた背景には、学校が企画したある授業がありました。その授業は、

就活における生成AIの使い方講座

というものでした。
大学が、就活生の企業リサーチで生成AIを活用させることを前向きに考えて、外部講師を呼び、生成AIの使い方について学ぶ時間を用意したとのことです。

これを機に、授業を受けたこれから就活を控える学生たちは、積極的に『notebookLM』や『Gemini』などの生成AIを用いて、企業のリサーチやエントリーシートの記入、自己分析などを行うようになったそうです。

大学側が就活で生成AIを使うことを推奨し、外部講師を招いてまで生成AIを学ばせることは、時代の変化と思わざるを得ません。
学生も大学の推奨を受け、企業リサーチで生成AIを使うようになり、WEB検索が主流だった時代から、生成AI検索の時代へと本格的に変容を遂げているのです。

就活生の生成AIの活用方法

実際に就活生は、どのように生成AIを使って就活をしているのか、友人の話を例に紹介します。

・企業情報のリサーチ
・エントリーシートの内容練り
・客観的な自己分析
・スケジュールの管理

就活生は、このようなことに生成AIを使っています。
1つ目の『企業リサーチ』では、企業の公式HPや有価証券報告書、その他の企業情報などのリンクをnotebookLMに入れて、分散している情報をnotebookLM上で管理、閲覧しています。ソースを自分で選定できるため、誤った回答を出されるリスクが少なく、ピンポイントで情報を尋ねることができるので、時間が無い就活生に最適なリサーチ方法です。YouTubeなどのリンクを入れれば一瞬で文字起こしや要約をしてくれるので、文字情報への変換もスムーズです。

2つ目の『エントリーシートの内容練り』では、1つ目で作成したような、企業情報を入れたnotebookLMをベースに行うそうです。作成したnoteをGeminiで指定し、自身の経歴や特徴を指示した上で、その企業に自分を売り込むための文章を生成させます。さすがに生成された文のすべてを丸々使うわけにはいかないので、自分なりに添削を行いエントリーシートとして提出できる形に整えていきます。

3つ目の『客観的な自己分析』については、自分自身の評価や長所、短所を生成AIとの問答で確認します。なかなか自分視点では気づけなかった自身の強みや弱みを外部からの言葉で知り、現時点での自己を見つめ直します。従来であれば他人からの回答が必須だった他者評価も、生成AIを利用すれば生成AIと自分間で完結するため、時間や心理的な余裕が生まれます。

4つ目は、就活で最も重要だと言える『スケジュール管理』。就活生は、できるだけ多くの希望企業から内定をもらい、選択肢を広げたいため、意欲的な学生ほど企業説明会を積極的に受けたり、面接に赴いたりしています。そのため、連日の企業説明会や面接に加えて提出物の期限なども重なり、スケジュールは詰まりに詰まっています。そのような時に生成AIを利用してスケジュール管理をすれば、プロンプトに該当の時間と内容を入力するだけでGoogleカレンダーに反映できたり、リマインドできたりするため、手間がかからずに予定の調整ができます。スキマ時間にサクッと済ませられる簡単な作業なので、スケジュールの入力忘れを避けられ、大変な就活期間を少しだけ軽く賢く切り抜けられます。スケジュールの間違いで内定の可能性を逃すなんてことが無いように、生成AIは予定の管理をサポートしてくれます。

就活生の生成AI利用で生じる影響

このように、就活生は就活の様々な場面で生成AIを頼り、就活を効率的に負担少なく進めています。しかし、就活生の検索方法が生成AIへと移行したことで、従来の企業リサーチやエントリーの意思決定とは勝手が変わってきており、若い世代や優秀な人材の採用競争に新しい風を吹かせています。
就活生の企業リサーチ、エントリーの意思決定の場が生成AIに変わったことで生じる影響を紹介します。

WEBで企業HPを調べない0クリック検索が横行

生成AIで検索が完結し、企業の公式WEBサイトを訪れない『0クリック検索』が増加する可能性があります。生成AIで検索を行うと、生成AIが企業情報が載っているサイトを自分の代わりに訪問し、回答として提示してくれます。そのため、企業のHPをわざわざ調べなくとも、生成AI上で企業情報のリサーチが完結するため、就活生自身が企業のHPを訪れる機会が格段に減ります。結果、生成AI検索に対応した企業サイトを用意しなければ、就活生が生成AIで企業について調べた時に企業情報がヒットせず、『就活生に出される情報が無い、少ない』といった事態に繋がってしまいます。就活生は検索した時に提示された情報が少ないと、そのに企業に不安や不信感を抱くため、その企業へのエントリーから遠ざかってしまいます。

画像が多い企業HPは提供できる情報が少ない

企業のHPの中には、画像を多用し視覚的な訴求の強いものがあります。そのようなサイトは、見やすさや第一印象は最高ですが、『生成AI検索でヒットしにくい』、『提供できる情報が少ない』というような難点があります。生成AI検索においては、サイトの画像素材上に書かれている文章は認識できません。そのため、ビジュアル重視で画像を多用しているサイトは、生成AIで検索ワードに対応するワードを認識することができず、検索結果から外れてしまいます。検索結果に表示されていたとしても、サイトの大部分を画像が占めているため提示できる情報が少なく、notebookLMなどに入れても抽出できる情報が少ないため就活生からはあまり喜ばれません。

YouTube発信を行っている企業が有利

就活生は、就活に失敗したくないため、就職先選びに慎重です。そのため、公開されている情報が多い企業ほど検討材料が豊かで嬉しく、安全な企業だと認識されエントリー先に選びやすいです。特に、notebookLMのようなYouTubeリンクから動画内容を文字おこしできる生成AIも広く利用されているため、YouTube用の横動画を積極的に発信することが効果的です。YouTubeの動画は生成AI検索を行った際、生成AIが拾いやすい情報の一つなので、GeminiやchatGPTに限らずGoogleのAIモードやYahoo!のAgentiでも自社情報を出してもらいやすくするためにはYouTube発信は必要不可欠です。

公式HPのサブページは見落とされがち

notebookLMなどにサイトのリンクを入れてリサーチを行う場合、サイトのメインページのリンクを入れて満足してしまい、サブページまでは手が及ばないというケースも考えられます。そのため、メインページのボタンをクリックした先にあるサブページの情報は、notebookLMの認識範囲外となり、サブページに良い情報が載っていたとしても就活生に届かない可能性があります。特に、新卒採用・中途採用専門のページがメインページの他に用意されている場合は要注意です。新卒採用・中途採用ページの存在を知らせるために、そちらのページへの誘導をわかりやすく設置する必要があります

生成AIでの企業リサーチに備えて、企業がやるべきこと

就活生の生成AI利用が主流になりつつある中で、今後起こりうる問題を複数紹介させていただきました。WEB検索から生成AI検索に変わったことで、就活生が企業情報に必ずと到達できるとは言えない状況です。
そのような状況に備えるためは、以下のことを進める必要があります。

・画像多めのサイトを整備する
・YouTube横動画を用意する
・SNS検索に備えて、公式SNSを開設・継続的に発信する

前の項でも解説した通り、画像が多いサイトからは生成AI検索で得られる情報が少ないです。生成AIに拾われやすくし、就活生にリサーチで役立ててもらうためには、画像の比率が多いサイトを修正する必要があります。
YouTubeの動画は、生成AIが回答に用いる情報を探す過程で生成AIに拾われやすい情報です。自社情報へのアクセスをスムーズにするために、また学生が企業リサーチに用いる情報を充実させるために、YouTube発信は効果的です。


そして、3つ目の『SNS検索に備えて、公式SNSを開設・継続的に発信する』ことは、生成AI検索の台頭で就活生と企業情報の接続が不安定な中で、両者を確実に結びつけるための重要な取り組みです。
学生が企業リサーチの際に、必ずと言っていいほど活用するのが『企業の公式SNS』の情報です。就活生は、公式HPやマイナビをはじめとする職業紹介サイトの情報に加えて、SNS上での企業情報もリサーチの対象としています。公式SNSでは、ショート動画などを通じて企業の雰囲気や働いている従業員の様子などを知ることができ、その企業に就業した後の生活をイメージするのに役立ちます。脚色のない本来の評価やリアルタイムの情報を得られるため、就活生は企業のSNS情報を敏感にチェックしています。そのため、SNS運用・ショート動画発信を行っていれば、生成AI検索で自社情報を拾ってもらえなくても、SNSで検索した際に企業情報が出てくるので、就活生との接点を必ず持つことができます
WEBや生成AIの検索が不安定になる中で、SNSだけは自社情報へ必ずアクセスしてもらえる渡し船なのです。

株式会社週休3日では、浜松・磐田を拠点に『企業のSNS運用・ショート動画発信の支援』や『企業の生成AI導入支援』を行っています。

・企業のSNS運用・ショート動画制作について相談したい
・企業のSNSアカウントを立て直したい
・生成AIについて教えてほしい
・生成AIを企業の業務で活用したい

このようなお悩みをお持ちの企業様は、ぜひ、株式会社週休3日にご相談ください。

この記事を書いた人

浅見 綾香 / Asami Ayaka

Z世代マーケター・生成AIアドバイザー

2004年生まれ。インターンを経由し、大学2年生の春、学生から転身。週休3日正社員で勤務し、+1日のお休みを活用して通信制大学に通う。若い世代や新卒に向けたSNS運用やショート動画制作、及び営業を担当。生成AIにも興味があり勉強中。趣味は日本の城巡り。

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