前々回から、どんな方が週休3日で働いているのか・働きたいと希望されるのか、ご紹介をさせていただいております。今回は若い世代がどういった価値観・理由により週休3日の働き方に興味を持っているのかを具体的な数字をふまえご紹介していきたいと思います。

前回においても少しご紹介しましたが、弊社から調査会社に委託し実施した「正社員の働き方と転職」に関するアンケートの結果です。少し前(2021年9月)のアンケートになります。介護領域限定ではなく全職種対象のアンケートになりますが、22歳から35歳の会社員を対象としており、若い世代の価値観や傾向を確認できると思います。なお、男女比はほぼ半々、既婚者は38.5%、お子さんがいらっしゃるのは30.3%と、特に偏った抽出ではないアンケートです。

このアンケートにおいて「週休3日正社員の働き方を選択する場合、手に入る+1日のお休みの時間をどのように使いたいか、教えてください。(選択回答形式・複数回答可)」という質問をしました。回答によると若い世代らしく趣味が最も多く、続いて家族・パートナーとの時間が続きます。

その中で、特に、いただきたいのは、まず①副業が30.5%と高い点です。このアンケートから2年以上経過していますので、さらに増加していると思います。事業者としては従業員の副業は悩みどころだと思いますが、若い世代のニーズはしっかり把握することが求められます。

次に注目いただきたい点は②介護が12.8%となっている点です。皆様はこれを高いと見ますか?低いと見ますか?私は、35歳以下でもすでに10%を超えている事実に衝撃を受けました。結婚・出産の平均年齢が上がっていることや、日本が超高齢社会に突入していることが影響していると思います。これを考えると、週休3日正社員など働き方の選択肢広げるのは、法人規模にかかわらず待ったなしだと思いませんか?

株式会社週休3日では、介護事業者様向けに週休3日制のセミナー・情報発信・導入支援を行っております。

社名の通りどこよりも週休3日制と週休3日正社員の採用に詳しいです。実際に介護事業で実践している情報やノウハウを駆使し、お困りごと・お悩みに合わせてお手伝いさせていただきます。ぜひお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

永井宏明 / Nagai Hiroaki

株式会社週休3日 代表取締役

印刷広告代理店営業、WEBコンサルを経て、静岡県の地域密着企業で人事・総務として10年勤務。同法人で介護施設の施設長に就任。8年間施設長を務め、多くの見取り(終末期)をコーディネート。就任3年目以降介護施設で週休3日制導入。その後、株式会社週休3日を創業し、2017年から事業開始。週休3日正社員という働き方の選択肢を広げる活動を続ける。2022年7月、クリニックからの事業承継により認知症グループホームの経営に参画。グループホーム今日香と明日香の経営に携わる。子供4人、共働き、育児パパ。趣味は演劇。作・演出 作品で静岡県芸術祭賞 他受賞。