「医療・介護・福祉 ピッチイベントSHIZUOKA EGGS/静岡エグズ vol.1浜松」レポート – 株式会社週休3日

「医療・介護・福祉 ピッチイベントSHIZUOKA EGGS/静岡エグズ vol.1浜松」レポート

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卵を見つけて共有し大切に温めることは、
日本の医療介護福祉の未来につながるはずと信じます

来たる5月17日(金)に、浜松トライアルオフィスにて「医療・介護・福祉 ピッチイベントSHIZUOKA EGGS/静岡エグズ vol.1浜松」を開催いたしました。
当日は30人超のご参加がありました。ありがとうございました。
以下レポートさせていただきます。(掲載は発表順)

エグズピッチ001「週休3日正社員の選択肢」

みんなが週休3日で働く必要はない。
でも1日休みを増やした働き方だと、ちょうどよく前向きに働ける人がいるはず。

株式会社週休3日 代表取締役 永井宏明
WEBコンサル、総務人事を経て、介護施設 施設長を8年務める。多くの看取りをコーディネート。2016年8月15日、(株)週休3日を創業。2017年1月事業開始。子供4人、共働き。医師・薬剤師の転職エージェント、M&Aサポート(主に調剤薬局)、採用人事のコンサルティングを手がける。薬剤師を対象に週休3日正社員を中心に働き方でマッチングするサービス 週休3日薬剤師.com を展開。

介護施設の施設長時代に高い離職率に悩み、どうしたら長く働いてもらえるか考えた末、週休3日正社員を導入した経験を紹介。
恒例のスライド「もう一日休みタイが、もう一日働いてもいいカモになる」を、今回もしつこく3回も繰り返します。会場からは失笑が。しかしこれにも意味があり・・・
「医療介護福祉のお仕事で大事なのは、心の余裕です。認知症の方が1日に何十回も同じ発言を繰り返されることもあります。しかし、実際の現場は、週休2日で働いているだけでも活力がどんどん低下し、一定の活力が低下した時点で、深刻な事故、離職、虐待などの問題が発生。働き方が合っていなくて、心の余裕を持てなくなる人も多い。まさに今「ザルの働き方」に、貴重な人材をどんどんぶっこんでいる状況です。日本の将来どうなるんだ、という。ちょうどいい働き方が心の余裕を生み、サービスの質の根拠になる。そのサービスをみんな受けたいと思っているはずです。」
弊社はこの先、週休3日正社員だけの薬局を自ら運営して、薬局を軸に中山間地域の医療介護福祉を立て直したい。是非、皆様のお力を借りて、薬局運営までたどり着き、週休3日の働き方を広げたいなと思っています。

エグズピッチ002「介護職の離職を防ぐために」

2025年問題。静岡県では介護職員が9,000人が不足。
介護の現場は受け止めきれません!

介護福祉士 山崎勝登
役者を志し、ストリートダンスに魅せられ、すったもんだやかくかくしかじかで介護の世界に入りました。仕事の所得ではフェラーリやランボルギーニが手に入らないと気付き、FXにも手を出す始末。しかし、経済に目を向け、合理的に物事を考える事の大切さを知り、介護にも取り入れてしまおうと画策中。一は全、全は一!出来ないと思うより先ずは考える事から!が信条です。

国民の4人に1人が後期高齢者という超高齢化社会を迎えるにあたり、介護職の離職を防ぐためには、どのような働きかけが必要か?について、大好きなエヴァの画像を交え、お話しいただきました。
ご自身が新人だった頃の体験から、思いやりや客観性を持った指導で新人を育てることを提案。実力に合わせたフィードバックの重要性を語られました。
また、肉体的にやむを得ず離職に追い込まれなくても良いよう、事業者レベルでできることでは、パワードスーツや短下肢ソールなど腰の負担を軽減する装備や、RPAなどの事務作業を担う最新技術の導入を進めてもらいたいと要望されました。ご自身が「腰インパクト!(椎間板ヘルニア)」で地を這う生活をした2週間からの切実な思いです。
統計を見る限り国はまだまだ社会保障に負担を増やせるのではないか?そのために政府に働きかけていけないか?と考えていらっしゃるようです。
介護職で働きたい!と思えるような、給与面や環境を魅力のあるものとして整えることが重要と語られました。

エグズピッチ003「一緒に考えよう、子どものこと、家族のこと」

家族って何だろう、子どもを育てるってどういうことだろう?
私たちが行っているのは隙間支援。

NPO法人トリプルエス代表 松本恵美
幼稚園教諭として富士河口湖町にてインターナショナルスクールに勤務し、フィンランド教育について学びを深める。離婚を機に静岡へ転居。3児のシングルマザーとなった後、失声症を患い二度の生活困窮を経験。その後、福祉の世界に飛び込み、障害者就労移行支援の支援員を経て、児童発達支援・放課後等デイサービスの管理者を務める。自身の経験から「一緒に考えよう子どものこと家族のこと」をテーマにNPO法人トリプルエスを設立。子どもの虐待未然防止活動を行なう。

今年に入り、痛ましい児童虐待の大きなニュースがありました。また、ひきこもりの問題が可視化されるような事件も続きました。追い詰められ、どこにも相談できず孤立する親が加害者にならないような一歩手前での支援の必要性。
緊急宿泊69件、緊急訪問27件、緊急一時預かり9件、同行援助が61件、各関係機関との連携が38件… 病院、児童相談所、成年後見人、学校、警察と多岐にわたる関係機関との情報共有を踏まえた支援を続けていらっしゃいます。
親御さん自身のご病気や借金問題、養育費の問題で生活困窮からくる苛立ちや、誰とも繋がらない孤独さから児童虐待に進んでしまうケースなどに心を寄り添わせる懸命な取り組みにとても驚きました。
「学校や関係機関が休みである長期休業中に、とても緊迫した状況になることが多いです。休業期間中の支援体制の必要性を強く感じます。また、ここまでの緊急事態にならないための事前防止活動として、こども食堂を開催しております。そちらは、こども食堂の役割と、演劇を使ったアプローチも含めて子どもさんや親御さんに自己肯定感の向上を感じてもらいたい。
今後は緊急支援、緊急宿泊、子どもの居場所作りを応援してくださる方、支援してくださる方を募集しています!」

エグズピッチ004「わたしにとっての介護。あなたにとっての介護。」

これからは、地域の皆さん全員の力が必要だと思っています。でないと、この超高齢化社会は乗り越えることができない。

訪問看護ステーション上西 高関左保
浜松市内の総合病院にて15年ほど看護師として勤務。その後施設やデイサービス等を経験しながら訪問看護に従事。地域での看護師の活躍が今後の超高齢化・少子化社会の鍵となると考え、2017年10月に東区上西町にて訪問看護ステーション上西を立ち上げた。「その人らしさ」を支える看護を目指し、子どもから高齢者まで幅広く訪問している。子供3人、共働き。

介護の実例として、筋ジストロフィー29歳男性とお母様のフォロー、85歳末期膵臓ガンの男性の看取りとご家族へのフォロー、ご主人を亡くされた一人暮らしの高齢女性の訪問介護についてご紹介いただきました。
介護というとまだまだ先の話のように思えるかもしれませんが、何歳であっても病気やケガで介護の必要な生活を送る可能性は誰にでもあること、配偶者がいたとしても、いずれは一人で暮らす可能性があることにハッとさせられました。
「医療費の増大により政府は、今まで病院で亡くなっていた方を在宅という方に方向転換し始めました。入院していたくてもできない、そんな状況が訪れています。私自身が実現したいこと、それは「居たい場所で居たい人たちと居る」ということ。その実現のために家族の負担を増やすのではなく、私たち看護師の力を利用しながら、広い範囲で地域内でコミュニケーションを活発化していきたい。関係者だけでなく、一般の人たちを含めた会議の開催や、例えば地域の企業さんたちと一緒になって何か出来たらいいな、と思っています。
家族や地域からのヘルプにすぐに答えることができる場所の実現のため、私と一緒に考えてくれる方募集中です!」

エグズピッチ005「薬剤師の知識をオンライン上で集合して必要なところに届けたい。」

つながる力で薬に関する課題を解決したい。

離れた薬剤師に相談できるネットラウンジ「くすりmate」代表 石塚友一(薬剤師)
武田薬品工業株式会社にMR(医薬情報担当者)として勤務し、基幹病院や診療所の医師を中心に薬の情報提供を実践。その後、現職である聖隷浜松病院の病院薬剤師として約10年勤務し、緩和、感染症、薬剤師教育の認定資格を取得。病院全体の感染管理専従者として、抗菌薬の適正使用推進へ携わる経験を持つ。今後「繋がる力で、クスリの課題を解決する」をコンセプトに、静岡県西部の病院、薬局、ドラッグストア、卸業者等の薬剤師と共に新規事業を展開する予定。子供2人、共働き。

製薬会社にMR(医薬情報担当者)として勤務し、その後、現職である聖隷浜松病院の病院薬剤師として約10年勤務。緩和、感染症、薬剤師教育の認定資格を取得されています。自身の経験から
「製薬会社時代は組織の力で大きなアウトプットができていた。しかし、薬剤師になってみると、多くの専門的な知識があるのに、アウトプットできているのは本当にごくわずか。」という印象を持たれたそうです。
「それなら、私のような専門の薬剤師たちがオンライン上で知識を集合させ、それを本当に必要としているところに届けることができないか。例えば、なかなか勉強の時間の持てない子育て世代の薬剤師さん、浜松地区でも多い一人薬剤師さんへ。実際の現場では、これから薬剤師が急激に増えていくことはありません。ただ、これから患者様はどんどん増えていきますので、業務負担はますますのしかかってきます。こういう状況を打開するのは、なかなか困難な状況ですが、現場の薬剤師はもっと自分の力を使って社会貢献したいと思っているのです。」
今後、静岡県西部の病院、薬局、ドラッグストア、卸業者等の薬剤師と共に「くすりmate」という新規事業を展開する予定です。
「私が実現したい私の夢。皆さんに聞いていただいて、卵から生まれていない硬い殻ですが、孵化していきたいなと思っています。」

エグズピッチ006「対話型英会話ロボット・チャーピー、医療介護現場へ」

aiboが20年位前にすごく売れて、お墓まで作っちゃった人がいた。
あれを見てショックを受けまして。相棒であり、家族の一員になれるんだと。

株式会社CAIメディア 代表取締役 福地三則
子供たちがゲーム感覚で楽しく学べる教育ソフトの開発を目指して、1995年にソフト制作会社、CAIメディアを創立。英会話を学ぶためには、口から言葉を出す訓練が必要と考え、英語音声認識プログラムを入れた学習ソフトを多数開発。初代アイボが発売され人々に人気を博するのを見て、18年前に初代英会話ロボットを開発。昨年から2代目チャーピの販売開始。コミュニケーションロボットが介護、医療現場で必要であろうとの思いから来春の発売を目指して又、開発を開始。

教育ソフトを作る会社で、25年ほど教育のシステム開発に携わっていらっしゃいます。
その中で対話型英会話ロボット・チャーピーを開発されました。
「2代目チャーピーの一番の特徴はカメラを持っていますので、相手が誰であるか、また表情を見ている。喜んでいるのか悲しんでいるのか、疲れているのか。それとwi-fiでクラウドにつながっており、データベースと連携して色んなことをする。」
そこから発展して、コミュニケーションロボットが今後、介護、医療現場で必要であろうと開発を開始されています。
「音声認識を持っているので、高齢者の方の会話の相手になれる。本当に寂しくしゃべる相手がいない人にとっては非常にいいかな、と。カメラで相手の表情を見て、ちょっとした異常を発見したら、すぐに管理者に伝えることもできる。このロボットを介護分野に使ってもらえるように、今年の秋くらいを目指している。私どもは介護現場を全く知りません。どういうことが必要なのかは、皆様からのお知恵をお借りしたいなと思っています。」

発表後には、活発な意見交換が行われました。

医師Aさん

「もう一日休みがあったら、もう少し優しくできるかもしれない。しかし、週休3日にすると人員を増やさなければいけないと思う。介護職も医療職も今なかなか人が集まらない状況で、募集に人が集まるのかが素朴な疑問。」

永井「人件費は同一労働同一賃金で総人件費は変わらない。更に、離職率の低下により採用に関わるコストが下がることで、その分働く人に還元できるようになる。働く人が増えるか、の前に、今現在働いている方を離職させない。業界を見ると、プラスアルファの介護ができる人から辞めていってしまっている傾向がある。いったん離脱した方に、再度働いていただく機会としても有効。今まで採用機会のなかった方に、働いていただくことも実際できている。」
Aさん「共感します。頑張っている医療者、感情移入できるいわゆる良い医療者と言われる人ほどバーンアウトする残念な結果になる。働き方の選択肢が増えるのは大変良い。」

税理士Sさん

「介護の現場の給与が低い。元々低いところが、時短によって更に低くなるのはどうなのか。」

永井「具体的にペルソナを設定すると、32歳女性シングルマザーにとって、パートか正社員かは、デッド・オア・アライブ。そうした時に、一定の安定した固定給がある中で働けるのは確実にその方にとっては最適解。それぞれの状況において、どっちかではなく、そこに一つ選択肢があるだけで救われる人がいるのではないか。」
Sさん「掘り起こせる人材はいるのではないかと?」
永井「相当数いるのではないかと思います。」

また、ご来場いただいた方から後日、感想のメールも多数頂戴いたしました。

「大変内容の濃いイベントで短い時間でしたが、様々なことを学ばせていただきました。特に、介護師、看護師、薬剤師など同じ医療分野でも異なる業種の方々が意見を交換するような機会が浜松ではあまり無いように存じます。次回以降もできれば参加させて頂ければと思います。」

みなさんの発表に触発され、ご自身の在宅医療センターの通信を作ってくださった方も。

「お互いの工夫、知恵を出し合って、笑顔の輪が広がるといいですね。」

発信して改めて、問題点・改善点に周囲が気付くということもあるかと思います。
運営についても改善をし、今後も医療介護福祉イベントEGGSを継続していきたいと思います。

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