年間休日3日の時代
2000年代初め。新卒で入った地方の会社で、私は週休3日とかけ離れた年間休日3日でした。終業が0:00を超えることも当たり前でした。何も知らない大学生から社会人になった私を待っていたのは、「働く」という概念を根底から覆す現実でした。
「若いうちは苦労するものだ」
「これが社会の当たり前だ」
そう自分に言い聞かせて麻痺させていました。しかし、心の奥底では何かが少しずつ削り取られていくのを感じていました。きっと多くの氷河期世代共通の苦悩だったのではないでしょうか…いや今も苦悩している若い世代の方もいるでしょう。私の場合は、それでも「社会人として3年続けた方が良い」と言われ続け、それなりに成果もあげ4年間勤めました。
「奥さんに仕事を辞めてもらえ」
次に移ったWebコンサルの会社。プライベートでは待望の第一子が生まれ、育児が始まりましたが、両立とは程遠い日々でした。
子供が熱を出し、迎えに行けない妻の代わりに、初めて会社を早退し保育園へ迎えに行きました。運が悪いことに(いや、今となれば「子育てあるある」です…)翌日も早退して迎えに行くことになってしまいました。
翌日、私は経営陣に呼び出されました。
「永井、仕事に集中したらどうだ?奥さんに仕事を辞めてもらって、お前は仕事に専念した方がいいんじゃないか」
一生面倒を見てくれるのか?
妻の仕事について言われる筋合いはあるのか?
たった2回じゃないか!
普段は夜10時頃まで仕事をしているじゃないか!
様々な想いが一瞬のうちに湧き上がり、プツンと張り詰めていたものが切れたように感じました。別にこの時の会社や経営陣が悪いわけではないと思います。諦めるような言い方ですが「そういう時代」でした。しかし。悲しいというか怒りというか、やるせない、でも熱い感情が胸に迫ったのは事実です。
この時の感情は今につながる原動力のひとつです。
29歳の時、週休3日総務課長で転職
その後、ご縁があり、地域密着企業へ総務課長として転職しました。それも週休3日正社員で。今で言う「週休3日総務課長」です。
「週休3日で給与5分の4ならすっきりするだろ。うちの会社へ来ないか」
と軽やかに言っていただいた社長が凄いんです。私はこの社長と週休3日の働き方に救われました。この時2006年。29歳の頃。20年前です。以来、私は週休3日と共にキャリアを歩み続けています。当時、週休3日総務課長として、+1日のお休みは「専門学校の非常勤講師」と子育てに使っていました。
私は、自ら週休3日正社員で働き、そのメリット・デメリット、そして「ちょうど良い働き方で働く」可能性を知っています。
介護施設で導入した週休3日制
その後、介護施設長を兼任。多くの看取りをコーディネートするなどキャリアと人生においてかけがえの無い経験を積む一方で、選択的週休3日制を6年間運用しました。その結果わかったのは…週休3日制を導入すると、週休3日正社員で働く人が皆「もう1日働いてもいいかもしれないですけれど…これくらいの働き方がちょうど良いです」と言ってくれることでした。

「もう1日休みたい」が
「もう1日働いてもいいかも」になる
そして経営面から見ても、大きなメリットがあることを現場で実証しました。求人広告を出さずに専門職を採用し続ける「採用無双」の状態を、体験したのです。定着率の向上も目を見張るものでした。週休3日の力とは言いませんが、確実のその効果もあった上での驚くべき数値でした。
経営者に好かれない週休3日の名前で、創業10年
2016年、株式会社週休3日を創業。経営者から「なんて社名だ」「社名を変えなさい」と怒られながら、それでも10年間生き残ってきました。今でも…どちらかと言えば社名を好かれていないと感じます。

現在は、介護施設の経営にも携わっています。物価高、収益のプレッシャーと共に、介護業界に共通の採用定着の難しさに日々向き合っています。
採用にせよ定着にせよ「選択的週休3日」と「ちょうど良い働き方」がなければ立ち行かなくなっていたでしょう。
介護事業の難しさ。苦しい想いをさせている、それでもそれぞれに頑張ってくれている職員の皆さんには申し訳ない気持ちです。しかし諦めず、ジリジリした戦いを辛抱強く続けていくことでしか、私は皆さんに報いることができません。
そしてこの状況は最早、日本のどこの介護施設も病院・医療機関も同じなのではないでしょうか。
強く。強く。働く側はもちろん、経営側にとっても力になる「選択的週休3日制導入」と「ちょうど良い働き方」の価値を広げていきたいと思います。
私は「完成された成功者」ではありません。今も同じ悩みを抱える経営者として、伴走できることが私の強みです。
週休3日制で働く20代の未来
今、株式会社週休3日の社員の中には20代前半の人がいます。私の娘と同世代です。なんと若いことでしょう。もちろん週休3日正社員で働いています。
仕事の他に大切にしたいことがある
そりゃそうですw。それぞれインフルエンサー、旅行、演劇、城めぐりと自分の時間、やりたいことをしながら両立して働いています。自分が若い頃のことを考えてみても、仕事は嫌いではなかったですが、時間があればもっと他に使いたいことがありました。
「働く」ことに人生を当てはめて働くのか
「人生」に合う働き方をするのか
この違いは大きいと思います。私はこれからの時代、「人生に合う働き方をする」方が価値があると考えます。また、「人生に合う働き方ができる会社」が選ばれていくのだと思います。もちろん、働く側が主体的に成長する(必要とされる)ことが求められることも忘れてはならない事実です。その点において、株式会社週休3日の社員は年齢に関わらず優秀です。
経営者として悔しい…
私は、優秀な20代社員の価値を社会(ビジネス)とマッチングさせ彼 彼女たちの収入を増大させる役割と責任があります。充分果たしているとは言えません。
週休3日正社員、というよりは「人生に合う働き方」に興味を持ち、株式会社週休3日に入社してくれた人たち。
私は、この人たちを社会で(ビジネス)とマッチングさせ収益を生み還元することで「真の働き方改革」を実証し、具体性のあるビジョンを見せることで社会を変革する責任があります。




皆様。
株式会社週休3日とビジネスで、ぜひお付き合いください。
講演会やセミナー講師でお声がけください。
メディアの皆様、ぜひ私や、弊社社員をお問い上げください。
株式会社週休3日は、この第一歩が重たい、変わることが得意ではない日本で生き残り続けることで、「あなたの人生に合う働き方ができる社会」への変革を目指し、以て日本の企業と社会を活性化します。
株式会社週休3日
代表取締役 永井宏明
